内科診療 循環器内科

循環器内科

診療担当医師:樗木浩朗

当院で対応できる疾患
当院は、福岡大学筑紫病院と済生会二日市病院の循環器内科と密に連携をとり、診療を行っております。
主な対象疾患は、高血圧症、脂質異常症(コレステロールの高い方)をはじめとした心臓病全般です。
必要に応じて、両病院に紹介しています。

高血圧症について

高血圧症の発症には、様々な因子が関与します。生活習慣病と呼ばれるとおりライフスタイルが大きく影響することも知られています。
年齢を重ねること、つまり高齢になることが血圧の上がる原因となっていることも知られており、これは個人や医者の努力では介入の出来ない条件ですが、 減塩や適度な運動と肥満の解消は本人の意思と努力により、コントロールが可能であると考えられています。
血圧が高い人もこれから高血圧になるかも知れない方も、自分の健康管理は積極的に自分で行うという「攻めの姿勢」で血圧の管理に努めて戴きたいと思います。 定期的な降圧剤の内服が必要であることはもちろんですが、高血圧の治療を降圧剤の内服だけにとどめず、生活習慣の総合的な改善を図って頂きたいと思います。
高血圧の予防や治療・肥満の改善のためには、食養生がとても大事です。高山病院では、栄養士・保健師・看護師が食養生のためのお手伝いの体制を整えています。
無理のないダイエットのための1日のカロリー制限のご相談から、美味しく食べる減塩食の献立など「美味しく食べて健康管理」を目指して日々研鑽を積んで皆様をお待ちしています。気軽にお声かけ下さい。

Dr.コラム

塩分の取り過ぎと高血圧症:祖母の思い出から
90歳でがんで亡くなった私の祖母は50歳くらいから高血圧のため降圧剤を内服していました。平成9年(1997年)に亡くなったので、1960年頃から内服をしていたことになります。
1960年当時の降圧剤は現在のように種類も多くなく、また、その効果も強くはなかったと思います。高血圧症の治療の歴史と共に歩んだ治療の半生でした。心臓や腎臓や脳に高血圧症の影響が出ることはなく、がんで亡くなったので高血圧の治療はその目的を達していたと思います。
孫の私が医学部に入学して、臨床実習も始まり「医者の卵」となった頃、降圧剤の内服を初めて25年位たっていたので、折角だから孫の通う大学の附属病院で診て貰おうと附属病院の循環器内科の外来を受診しました。学生の教育実習(当時はポリクリと呼んでいました)の対象になる程度の高血圧性心臓病と診断されました。担当の医師は「はっきり言って心臓は悪くなっています。薬を飲んで上手にお付き合いすれば、まだまだ大丈夫でしょう。」と説明されたそうです。そういう結果でしたが、「孫のお陰で良い病院にかかれて、優しい先生に診て貰った。」と喜んでいました。
医学生であった私にとって、祖母の高血圧症の管理について気になっていたことが、祖母が大変味の濃い食事を好むということでした。漬け物には必ず醤油をかけて食べるなど、減塩食とはほど遠い食生活でした。何度話をしても「こうしないと美味しくない。」と言って私の言うことを聞いてくれませんでした。塩分の過剰摂取が体に悪いということは当時から常識と考えられていましたが、高血圧性心臓病と診断されているのだから少しは食養生をして欲しいという孫の願いを叶えることはありませんでした。さらには「高血圧になったら、薬を飲めば良い。」と自分の子供に言うなど、高血圧発症の予防、未病のままの生活管理という現代の生活管理指針から考えると、少々問題のある発言をするなど「ちょっと困ったおばあちゃん」でした。