泌尿器科診療 尿路性器の悪性腫瘍

尿路性器の悪性腫瘍

腎癌

比較的少ない癌です。基本的には手術で治療し、再発予防にインターフェロンを投与します。

腎盂癌・尿管癌

癌の性質・治療法が腎癌と同じなので一緒に扱いますが、これも手術で治療する他ありません。
手術後に抗癌剤を投与する場合もあります。

膀胱癌

先に述べた腎盂癌・尿管癌と同じ細胞から発生します。移行上皮癌と言い、タバコを吸うと発症率が高くなります。早期では内視鏡下に中から切除します(経尿道的切除術)。

癌が進行すると膀胱全摘(膀胱・前立腺・尿道を摘除)を行い、尿路変更術や腸を使っての膀胱再建術が必要となります。
当院では主に回腸導管を行ってきましたが、結腸膀胱の大家である尾本院長の就任で今後、適応症例があれば膀胱再建術を行いたいと考えております。

手術後、再発防止に抗癌剤投与を行うこともあります。

前立腺癌

最近急激に増加してきた癌ですが、欧米では以前より肺癌と1・2位を争うほど多い癌です。
70歳以上になると罹患率が高くなります。

血液検査(PSA又はPA測定)、経直腸エコー、直腸診で診断しますが、確定診断の為には針生検が必要です。これは特殊な針で前立腺の一部をとってきて、顕微鏡で調べるものですが、当院では直腸エコー下に経会陰的針生検を行っております。

治療は、ハイフ治療、抗男性ホルモン療法(エストロゲン剤、除睾術、抗アントロゲン剤、LH-RHアナログ)や前立腺全摘術、抗癌剤投与などを行っております。

放射線治療は当院では行っておりませんので、ご希望の方は九州大学付属病院へ紹介します。

精巣腫瘍

今まで紹介してきた上記の癌はいずれも実年以降、いわゆる癌年齢に多く若年者は非常にまれですが、この精巣腫瘍は子供・若年齢に多く注意が必要です。時々睾丸を触ってみて左右の大きさが違う場合は、すぐに泌尿器科を受診してください。