ESWL(体外衝撃波結石破砕術)

ESWL(体外衝撃波結石破砕術)

ESWL(体外衝撃波結石破砕術)とは

体外衝撃波結石破砕術は、体外から衝撃波というエネルギーを結石に向けて照射し、筋肉や臓器を傷つけずに結石のみを粉々に破砕する信頼性の高い安全な治療法です。麻酔が不要で、術後の痛みをほとんど感じず、身体に傷跡も残りません。また、破砕された結石は、尿と共に体外に排出されます。

高山病院のESWL結石治療

当院は、1990年より体外衝撃波結石破砕装置を導入しており、2022年にドルニエ社製のデルタⅢProへ機器の更新をいたしました。
通常、結石破砕治療は、一泊二日の入院期間で行っていますが、結石の部位によっては、日帰り治療も可能です。
なお、大きな結石体外衝撃波治療で破砕出来ない場合や膀胱結石に対する治療は、レーザーやリソクラストなどの内視鏡的手術を行います。

■ 当院の手術実績
2019年151件
2020年178件
2021年194件

2022.2月 福岡で初導入!
ドルニエ Delta Ⅲ Pro

ドルニエ Delta Ⅲ Pro
DeltaⅢProの特徴
  1. 鮮明な画像で結石を見逃さない

    最新のX線画像システムによるコンピューターグラフィック処理で、被ばく量を増やさず、より鮮明な画像で結石を確認。

  2. 独自開発のオプティカップル使用で治療効率が向上

    破砕効果を下げてしまう治療ヘッドと皮膚表面の間の気泡を除去することで、衝撃波総エネルギー量、衝撃波ショット数を削減。 併せて、治療時間やX線被ばく量なども軽減。より効率の高い治療が可能に。
    また、気泡を除去することで衝撃波照射時の跳ね返りが少なくなり、皮膚表面に見られる赤み、痛みも軽減。

  3. 治療ヘッドが広くなり、より深い位置の結石へアプローチ可能

    肥満症の方など、深い位置の結石破砕も可能に。

  4. フラットパネル採用により、被ばく量を低減
  5. X線に写らない石も治療可能(腎結石の場合)

結石破砕治療(ESWL)

当院は、「土曜日」もESWLを実施しています!

  • 会社を休まず治療可能です!
  • 日帰りでの治療が可能です!
  • 治療後、すぐに日常生活や職場へ復帰できます!

治療の流れ

泌尿器科 外来受診
まずは、尿検査、腹部レントゲン、超音波検査等を行い、結石の大きさや部位、水腎症の有無等を確認します。また、状況により、CTの検査も実施いたします。
上記の検査結果と患者さんの背景(年齢、発熱の有無等)を考慮した上で、最適な治療法を決定します。
治療法は、そのまま経過を見る保存治療、自然排石を促す投薬治療、体外衝撃波による結石破砕術や尿管鏡を用いてレーザーで破砕する外科的治療などがあります。
なお、結石を早期に体外へ排出させる積極的治療を選択した場合は、患者さんの病態とご要望に応じて治療実施日を決定します。
結石破砕治療(ESWL)当日まで
入院前の外来診療時に血液検査や心電図などの検査を行います。
入院は日帰りまたは1泊2日で行います。なお、予約等の状況により、ご希望の日程に沿えない場合もございます。
※結石破砕治療の流れや入院時の注意事項などについては、事前にご説明いたします。

治療・入院費の目安

腎・尿管結石体外衝撃波結石破砕術
4泊5日まで(日帰り含む)
  • 1割負担 30,000円~
  • 2割負担 60,000円~
  • 3割負担 80,000円~

※日帰りの場合でも、保険制度上、日帰り入院となります。
※上記は入院費用の自己負担金について計算しております。食事代や個室利用料などは含まれておりません。

レーザー結石破砕についてはこちら
TOP
診療時間
アクセス
お問い合わせ