尿路性器感染症
- 膀胱炎
- 3~5日の内服治療で治癒します。まれに、非細菌性の膀胱炎もあり、尿沈査を行い確認します。
治療後にも検尿を行い、異常所見があれば、膀胱癌、尿管結石などの基礎疾患が隠れてないか、検査が必要となります。
- 急性腎盂炎
- 40℃前後の高熱が出る為、内服治療だけでなく入院し点滴治療を行うことがあります。
又、急性腎盂炎を引き起こす基礎疾患の検査も必要です。
- 急性副精巣上体炎
- 精巣捻転との鑑別が重要です。
抗菌剤の移行が悪く、内服治療のみでは悪化する場合もあり、入院治療を必要とすることもあります。
- 急性前立腺炎
- 前立腺の炎症。主として細菌感染によって起こります。
排尿痛、頻尿、会陰部疼痛などの症状を呈し、また急性の場合は、40℃前後の発熱など症状が重篤です。
入院治療が早く治癒できると思われますので、お勧めします。
- 尿道炎
- クラミジア、淋菌による性行為感染が多く、oral sexでの感染も多くなりました。2週間以内の内服治療でほぼ治癒します。
また同時にパートナーの治療が必要になります。
- 梅毒
- 当院では患者数は少なく、年1~2名程度です。
- エイズ
- 当院では開院以来患者数ゼロですが、厚生省の発表によると患者数は確実に増加しているので、十分注意をして下さい。