よくある質問

診察について

Q:紹介状がなくても受診できますか?
A:紹介状がなくても受診は可能です。
初診の場合は保険証と服用中のお薬があれば、お薬の内容がわかるもの (お薬手帳など) をご持参ください。
Q:予約は必要ですか?
A:外来診療の一部に時間帯予約制を導入しております。予約が無い場合でも診察は受け付けております。
Q:初診ですが、予約は可能ですか?
A:泌尿器科のみお電話にて受付しております。
初診でのご予約が可能なお時間等に関しては、初診の予約についてをご覧ください。
Q:初診ですが、どのような検査を行いますか?
A:泌尿器科の場合は診察前に必ず尿検査を行います。
その他の検査は症状によって異なりますが、当院では血液検査、超音波検査 (エコー) 、画像検査 (レントゲン) 等を行っています

男性泌尿器科について

前立腺について

Q:「前立腺」て何?
A:膀胱に尿が貯まるとトイレに行きたくなるので膀胱の位置は皆様ご存知だと思いますが、前立腺がどこにあってどのような役目をしているかはあまり知られていないのが現状のようです。前立腺は精液を造るのが役目ですから、男性だけにしか存在しません。
Q:前立腺によくある病気は?
A:前立腺の病気は主に3つあります。頻度から最も多いのは前立腺肥大症で、良性の腫瘍です。
一般的に60才以降の男性に発生しますが、70才以降になると急増します。次が前立腺癌です。60才以下では全体のわずか5%弱で65才以降に発生頻度が増加します。天皇陛下が手術をされて注目されましたが、アメリカ・ヨーロッパでは以前より肺癌と並んで1~2位を争う非常に多い癌です。
3番目が前立腺炎で、これは20代以降の男性がかかりやすく、尿が近くなったり、排尿時、排尿後の不快感など多彩な症状がでるのが特徴です。
Q:前立腺の病気の症状は?
A:前立腺肥大症と前立腺癌の症状は殆ど一緒で症状からは区別がつきません。前立腺が大きくなって、中の尿道を圧迫しますから、尿が出にくくなったり、尿の勢いが弱くなります。又、尿が近くなります。前立腺炎は急性前立腺炎と慢性前立腺炎があり症状が異なります。排尿時痛・排尿時不快感・頻尿(尿が近くなる事)に同じですが、急性前立腺炎は40度位の高熱が出ます。
Q:前立腺肥大症とは?
A:前立腺はもともと大きな栗くらいのおおきさで、形も栗に良く似ていて、真中に尿道が通っています。60才以降になると50%近くの男性で前立腺肥大症が認められ、85才では90%近くの男性が前立腺肥大症という報告もあります。前立腺肥大症は前立腺が大きくなり、中の尿道を左右から押しつぶす為に尿が出にくくなり、若い頃のような尿の勢いがなくなります。年のせいだと思っている人が多いのですが、実は前立腺肥大症によるものなのです。
Q:前立腺肥大症の治療は?
A:病状初期は、主に薬物療法を用いますが、症状が進行し、薬物療法の治療効果が期待出来ない場合(残尿が50ml以上)は、外科的療法の経尿道的前立腺切除術(内視鏡を尿道内に挿入し、電気メスで肥大した前立腺を取り除く手術的治療)や低侵襲性治療法のツリウムレーザ前立腺蒸散術(レーザを使って前立腺を蒸散する)での治療を行っています。
Q:前立腺癌とは?
A:前立腺肥大症などの良性腫瘍と違い、転移能力を持つ腫瘍を癌と言います。
前立腺癌は他の癌が肺や肝臓に移転しやすいのとは異なり、骨に移転しやすいのが特徴です。前立腺癌は前立腺肥大症と症状が同じな為に発見が遅れ、以前は悔しい思いをしたものですが、最近は前立腺癌の腫瘍マーカーであるPSAを、血液で簡単に測定できるようになり、早期発見が可能となりました。55才以上の男性は毎年1回の測定が望ましいです。
福岡県では癌検診に組み入れられていますので、検診の際に測定されてみてはいかがでしょうか。
Q:前立腺癌の治療は?
A:前立腺癌は他の癌と異なり、進行が遅いのと女性ホルモンが良く効くのが特徴です。
したがって、早期発見した場合でも、すべて手術というわけではなく、女性ホルモンの投与も有効です。
病巣が小さくおとなしい癌の場合は、薬も使用せず、経過観察のみで対応することもあります。

包茎について

Q:剥かないと衛生上も悪いし早漏にもなりやすいとのことで剥く決心をしました。
詳しい剥き方を教えてください。また、剥いた後はどうすればいいのでしょうか?
A:包茎であれば通常亀頭が包皮に包まれていると思いますが、この包皮を根元に引っ張ると亀頭が出てくる状態を「むける」と言います。
包皮がむける状態で亀頭が全て露出するのであれば「仮性包茎」ですから医学的に手術を受ける必要はございませんが、途中でむけなくなった場合は、手術が必要と思われますので泌尿器科を受診して下さい。仮に全てむけた状態になれば、亀頭部や包皮が不潔にならないようによく洗い、清潔な状態が続くよう心掛け、むけたのであれば、亀頭を露出した状態を保つようにし、包皮は元に戻さないようにして下さい。
なお、詳しくはペニスの解剖について医学書(家庭向け)にも載っていますので是非ご一読下さい。
Q:仮性包茎なんですが皮をむくと白いアカみたいなモノが出ています。何か自分でできる対処法はありませんか?
A:文面に「皮をむくと白いアカみたいなモノ」とありますが、これは「恥垢」と言います。毎日包皮を剥いて恥垢が無いように清潔にする事を心がけて下さい。薬は特に必要有りません。その後、包皮を剥く事に慣れましたら、包皮を剥いたままにして、乾燥させる事をお勧めいたします。

手術について(包茎手術)

Q:手術をする前は何度診察を受けたらよいでしょうか?
A:原則として、手術前に必ず一度は受診していただいております。診断、説明等がございますので、手術前に必ず外来受診で診察を受けて下さい。
Q:包皮のどの部分を切除するのでしょうか?
A:通常は「環状切除術」と言って、余っている包皮を輪状に切り取り糸で縫合する方法を用います。
但し、ケロイド体質等で傷口が気になる方はペニスの付け根部分を切り取る手術方法を用います。
Q:手術を受ける当日の準備は何か必要でしょうか?
A:昼食を抜き、手術の同意書をご持参ください。
Q:平均的な手術時間はどれぐらいでしょうか?
A:約1時間程度になります。
Q:術後になにか気を付ける事はありますか?
A:手術部位の消毒とガーゼ交換を主治医の指示の元に5~7日間程度毎日行いますので、来院していただく必要があります。
Q:6歳になる男の子が包茎だと言われたのですが、小さい子供でも手術が必要なんでしょうか?
A:ご子息の年齢が6歳ですから、包皮を剥く際に痛がったりした場合は、無理に剥く必要はありません。あせらず、少しづつ剥いていけば年齢が上がるにつれて剥けるようになると思います。
しかし、皮の中にバイ菌等が入って炎症を起こした場合は、泌尿器科を受診して下さい。また、全く皮が剥けないようであれば「真性包茎」も考えられます。この場合も泌尿器科を受診して下さい。その上で医師が手術の必要があると診断した場合は、手術を受けた方が良いでしょう。
ちなみに「真性包茎」の手術は保険診療が適応されます。お大事に。
Q:仮性包茎なのですが、早く治した方が良いのでしょうか?
A:医学的に、仮性包茎は手術や治療の必要はありません。
ただし、仮性であっても剥いた状態で完全に亀頭が露出しないようであれば手術を受けることを勧めます。
Q:仮性包茎の日帰り手術について、初診から手術後までの基本的な流れと、手術前後の注意点を教えてください。
A:まず、必ず一度は外来受診で診察を受けて下さい。
診察の結果、手術の必要があると判断された場合は、手術日時を決めます。(手術は月~金の午後行います)
手術日当日は、昼食を食べずに手術の同意書を持参し来院してください。通常は、午後1:30~2:30から局所麻酔を行い1時間程度の手術を行います。
手術後は、消毒と手術部位のガーゼ交換等の処置を主治医の指示の許、5~7日間程度毎日行いますので来院して頂く必要があります。また、処置を行っている間はお風呂には入れません。シャワー浴は可能ですが手術部位を不潔にしないように心掛けることが一番大切です。

手術について
(パイプカット手術)

Q:妻の同意が必要との事ですが、適当な書式で同意する旨の印つきの文章を持参すれば、いきなり手術は可能でしょうか?
A:診断、説明等がございますので、手術前に必ず外来受診で診察を受けて下さい。その後に同意書をご持参していただきます。
Q:手術後の診察頻度や、診察の所要時間はどのくらいになるのでしょうか?
A:手術部位の消毒とガーゼ交換を主治医の指示の元に5~7日間程度毎日行いますので、来院していただく必要があります。
1回の診察時間は約5分程度ですが、待ち時間はその時々で大きく異なりますので一概には申し上げられません。(5分~1時間程度)
事前に待ち時間確認のご連絡を行って頂きご来院頂ければ幸いです。

性病について

Q:亀頭部分と包皮が赤く腫れて痒みがあります。包茎ぎみで、お風呂にも入れず少し不潔にしたかもしれません。病気なのでしょうか?
A:ご相談文面に「包茎ぎみ、お風呂にも入れず、少し不潔」とありますが、皮膚が湿っているとどうしても恥垢等に雑菌がつきやすく炎症を起こす事があります。このような症状を「亀頭包皮炎」と言います。「亀頭包皮炎」の治療は、必ず入浴時に包皮を剥き、よく洗い清潔な状態を保つよう心がけ、何よりも皮膚を乾燥させなければいけませんので、常時剥いた状態で、ティシュペーパーを3~5mm幅に切り、えりまきのように巻き付け、常時亀頭部が乾燥するようにし様子を見て下さい。以上の事を行った上で、症状が改善しないようでしたら、泌尿器科受診をお勧めいたします。お大事に。
Q:性交渉をした際に精液に血が混じりました。何かの病気なのでしょうか?
A:ご相談文面から判断致しますと「血精液症」です。特別に心配することはありませんが、現在服用している薬が原因であることも考えられますので、係り付けの医師にその旨を説明しご相談下さい。
ただし、実際に診察をしてみないと断言は出来ませんので、御心配であれば一度泌尿器科を受診をお勧め致します。お大事に。
Q:包茎で、むいたら白いツブツブが亀頭にたくさんありました。セックスをしたことはないのですが、コンジロームだと思います。
アドバイスをお願いします。
A:ご相談文面に、「白いツブツブが亀頭にたくさんありました。セックスしたことはなかった。」とありますので、白いツブツブはコンジローマ等の性感染症ではなく、皮脂腺の一種でしょう。皮脂腺が亀頭の周りにある事は、珍しい事ではありません。
御心配であれば、一度泌尿器科受診をお勧め致します。
Q:好奇心から風俗に行ってしまいました。キス、コーンドーム無しでのオーラルセックスはしましたがセックスはしていません。
どの位の期間でどのような検査を受ければよいのでしょうか?
A:オーラルセックスが原因で感染する性感染症は、淋病・クラミジアがほとんどです。
淋病・クラミジアは1~2週間後、HIV・梅毒は12週間後に検査を受けて下さい。また、保健所で検査を受けるよりも泌尿器科・性病科での検査をお勧めいたします。耳鼻咽喉科でのクラミジア検査は、オーラルセックスをしたのであれば検査は必要です。
Q:クラミジアとの診断を受け、2週間抗生物質(クラビット)を飲みました。オーラルセックスの経験があり、喉に痰がからまるような症状もあったのですが、この薬で喉の症状もよくなりますか?また、ディープキスでクラミジアはうつりますか?
A:クラミジア等の性感染症はオーラルセックスが原因で感染者が増加しており、社会的にも深刻な問題です。
仮に、口腔内がクラミジア等に感染していればキスで相手が感染する可能性はあります。また、クラミジアや淋病は性器(ペニス)よりも膣や口腔内に感染した場合の方が治りづらい病気で、完治まで根気よく治療を続けることが大切です。
口腔内が感染している場合は、現在処方されている「クラビット」よりも「ミノマイシン」や「クラリスロマイシン」の方が効果があると思います。
Q:コンジロームについてですが、一生直らないのでしょうか?直らないとセックスもできないし子供も作れないのでしょうか?
A:コンジロームはきちんと治療を受ければ治る病気です。
ただし、完治するまではセックスは控えて下さい。もちろん、お子さまもコンジロームが治るまでは我慢して下さい。
電気メスで治療を受けたのであれば、よく観察して下さい。その上で治っていないのではと思うのであれば、かかりつけの医者の診察を受けて下さい。お大事に。
Q:男性器に尖圭コンジロームがあった場合、フェラチオによって、女性側の口内でウィルスが生き続けることはあるのでしょうか?
口内に感染するとすれば、具体的な治療法をご教示ください。また、自分の陰茎病巣から相手の口内へ一時的にウィルスが移動し、それが又結果的に自分の別の部分に転移する危険性も考慮すべきなのでしょうか?
A:私は、口腔内のコンジローム診察を経験した事はありませんが、教科書にも口腔内コンジロームは載っています。仮に、口腔内がコンジロームに感染していれば、当然オーラルセックス等が原因で感染は広がりますし、治療を受けなければ治りません。(自然治癒はまず考えられません)
コンジロームはウィルスの種類によっては、癌の原因にもなる、決して軽く見てはいけない病気です。感染の可能性が考えれられるのであれば、耳鼻咽喉科で検査を必ず受けて下さい。
具体的な治療方法は耳鼻咽喉科にて電気焼灼を受ける方法をお勧めいたします。また、「自分の陰茎病巣から相手の口内へ一時的にウィルスが移動し、それが又結果的に自分の別の部分に転移する危険性も考慮すべきなのでしょうか?」と文面にありますが、仮に口腔内がウィルスに感染していればオーラルセックス等で接触した部位が新たに感染する危険性は充分考えられます。
コンジロームはきちんと治療を受ければ完治する病気です。御心配であれば、口腔内での感染の有無を耳鼻科で検査をうけてみてはどうでしょうか。

EDについて

Q:夫が勃起してもすぐに元気をなくしてしまうという状態です。
1度だけ自己処理をしたようですが、このままでは男性不妊になってしまうのでは?と心配です。
A:相談文面に「1度だけ自己処理をしたようですが」とありますので、医学的には問題なく心因性の勃起不全です。
バイアグラを試してみてはいかがでしょうか?ED外来を設けている泌尿器科受診をお勧めいたします。
Q:勃起しても持続時間が極めて短く、30秒ぐらいしか持ちません。私は勃起不全なのでしょうか?
もしそうであれば、どのような治療法があるでしょうか?
A:現在、ペニスはどのような状況で勃起しますか?朝立ちがあるようであれば、ペニス自体に異常はありません。心因性の勃起不全です。
このような悩みを持っている男性は沢山いらっしゃいます。原因が心因性と考えられる場合は、ED外来を設けている泌尿器科を受診し、バイアグラ等を使用し、自信をつけることをお勧めいたします。ペニスの機能に問題があるようであれば、泌尿器科を受診して下さい。

結石について

Q:18週目の妊婦です。尿路結石であろうと診断されたのですが、痛み止めを泌尿器科で頂くことはできるのでしょうか?
それとも、自然排出されるのを待った方が良いのでしょうか?
A:尿管結石の痛みは、結石が尿の流れを止めて腎臓が腫れる事が原因です。
結石治療は妊娠した方に行う事は、大変難しく通常の治療法は適応できません。鎮痛剤の服用もお子様の影響を考えるとあまりお勧めできません。このような場合は、出産までは膀胱から腎臓に細い管(尿管ステント)を挿入し痛みをとり、必ず出産後に結石治療を受けて下さい。
ご事情は理解致しますが、いずれにせよ一度泌尿器科受診をお勧め致します。お大事に。
Q:レントゲンで結石が見られたものの、管を通した結果は結石を発見できず、明朝検査した後、結石が発見されなければ即退院しても良いとの診断を受けました。非常に疑問が残る診断なのですが、どのような対応をすればよいのでしょうか?
A:私も結石の患者さんを診察する事が多いですが、結石が小さい時は、レントゲン撮影をしても写ったり、写らなかったりする事があり診断が難しい事があります。また、結石は動きますので、動いた場合は尿管鏡を用いても診断しづらい事もございます。
ただ、医師は患者さんや患者さんの家族との信頼関係を築く事が大切な仕事の一つであり、治療方針をご納得頂くまで説明する義務がございます。ご納得されるまで、ご子息の主治医に説明を受ける事をお勧め致します。

その他

Q:突然背中の右側の肩甲骨からわき腹にかけて継続的な痛みが出ました。これは何が原因なのでしょうか?
また、何科で受診すればよいのでしょうか?
A:泌尿器科領域で右脇腹が痛む原因は、「右尿管結石」・「右尿管狭窄」・「右尿管癌」等、尿の流れを妨げる病気の時です。
専門外ですが、外科領域では「胆石」、整形外科領域では「背骨の病気」等も考えられます。ただし、ご相談文面だけでは、痛みの原因を断定する事はできません。「右尿管結石」の可能性が一番高いと思いますので、まず泌尿器科を受診し問題が無ければ整形外科、整形外科でも問題が無ければ、外科受診をお勧めいたします。お大事に。
Q:尿をする時、血が混じっているのですが、仕事が忙しく病院にいく時間もありません。どうしたらよいでしょうか?
A:お仕事が忙しい事は承知致しますが、血尿を放っておく事は厳禁です。ガンや結石の可能性も否定できません。
最近、日曜日や夜間に通常の外来診療を行っている医療機関もございますので、必ず泌尿器科を一度は受診して下さい。
Q:睾丸の左側に痛みが走り、一日中痛みが続いています。どのような原因が考えられるのでしょうか?
A:文面から判断いたしますと、下記のいづれかの理由が原因で痛みがあると思われます。
  • 1.尿管結石が原因の放散痛
  • 2.精索捻転【精巣(睾丸)が陰のう内で回転し、自分の首をしめるようになる事】による痛み
  • 3.精巣垂捻転【精巣に小さなひょろ長いイボがある方がいらっしゃいますが、そのイボが回転し首をしめるようになる事】による痛み
痛みの原因がいずれにせよ、泌尿器科受診をお勧めいたします。お大事に。
Q:エコーで片側の腎臓に水がたまっており、かなり黒く写っていると言われました。
紹介先の病院で検査するとのことですが、どんな検査をしてどういう治療をするのですか。
A:文面から判断致しますと、
  • 1.「腎のう胞」・・・腎臓に水の溜まった袋が出来ている状態
  • 2.「水腎症」・・・尿の流れが尿管結石や尿管腫瘍などが原因でせき止められ、尿が腎臓に溜まっている状態のいずれかであると考えられます。
「腎のう胞」であれば経過観察で大きくなるようであれば穿刺して水を抜きます。「水腎症」であれば原因を突き止め、原因に沿った治療を行います。
Q:35歳になる主人が残尿管と頻尿を訴えています。事故に遇い、意識不明の重体になったことがあったそうで、本人は「尿カテを入れてから感覚が鈍くなった。」と言っています。
本人は「前立腺肥大とかかなあ?」と不安に思っている様ですが、事故と何か直接原因があるのでしょうか?
A:文面に、「尿意を感じる神経経路や排尿を司る部分に何らかの障害を引き起こした」とありますが、訴えている症状の原因として一番に考えられます。このような症状は「神経因性膀胱」と呼ばれます。但し、頚部の出血が原因か、事故の際に脊椎を損傷し神経を圧迫して事が原因かは、実際に診てみないことには判りかねます。他に、「慢性前立腺炎」も考えられます。
御主人の年齢が35歳ですと、前立腺肥大ではないでしょう。御主人の泌尿器科受診をお勧めいたします。お大事に。
Q:彼のペニスが勃起時に曲がっているのですが、ペイロニー病なのでしょうか?
A:ペニスが曲がっている=ペイロニー病というわけではありません。先天的に曲がっている方もいらっしゃいます。
通常、ペイロニー病は50代から発症し、ペニスが上向きに曲がります。先天性でペニスが曲がっていれば御心配することはありません。
ただし、生まれた後にペニスが曲がってきたのであれば、一度泌尿器科を受診をお勧めいたします。

女性泌尿器科について

Q:泌尿器科を受診するのは恥ずかしいのですが。
A:泌尿器科の患者さんの半数近くは女性です。泌尿器科的な症状を自覚したらきちんと専門医を受診しましょう。
Q:尿が近くて困っています。
A:過活動膀胱が最も多い原因と思われますが、他の病気が隠れている場合もありますので、受診をおすすめします。
Q:過活動膀胱とはどのような病気ですか?
A:急激に起こる強い尿意 (尿意切迫感) のために、時に尿失禁などを来たす病気です。
40才以上の約12%にみられますが、年令とともに増えてきます。
子供にもみられることがあります。お薬で治療可能です。
Q:くしゃみをした時などに尿漏れがあります。
A:腹圧性尿失禁の可能性が高いですが、残尿などが原因となっている場合もありますので、簡単なエコー検査などを行ってから治療を行います。
治療は骨盤底筋訓練、お薬、手術などです。
Q:トイレに行く回数が多いです。
A:頻尿にはさまざまな原因 (膀胱に溜められない、残尿が多い、尿量が多い) があります。
まず原因の精査を行い、治療が必要であれば治療を行います。

透析・内科治療について

Q:旅行に行くのですが、臨時透析は行っていますか?
A:当院では、他施設からの旅行 (臨時) 透析を受け付けております。
お申込みはホームページ、またはお電話、FAXのいずれかでお願い致します。 ≫旅行 (臨時) 透析
Q:透析の送迎はありますか?
A:当院では、通院が困難な方や、ご家族の負担軽減を目的に、通院のための送迎を行っております。
詳しくは地域連携室 (0992-921-5519) までお問い合わせください。 ≫人工透析内科
Q:透析の食事の提供はありますか?
A:ご希望の方には、院内で調理した食事を提供しております。(有料) ≫人工透析内科